2024-04-26

長年にわたり受け継がれてきた日本の手仕事が世界のラグジュアリーブランドへ

講演会後のオフショット

 桜の開花を待ち望んだ3月吉日。都内某企業にて行われた、MIZEN代表 寺西俊輔氏の講演会の撮影を光栄にも担当させていただきました。

MIZENは、大島紬、牛首紬、結城紬など、職人の手仕事が光るオリジナルの反物を元にデザインされた唯一無二のラグジュアリーブランドです。代表の寺西氏は、錚々たる方々が名を連ねる Forbes JAPAN「CULTURE-PRENEURS 30(カルチャープレナー = 文化起業家)」受賞者のおひとり。

サインに応じる寺西氏

名だたる世界的ブランドを経験されてこられた寺西氏の言葉には揺るぎない信念があり、聴衆も前のめりになっておりました。海外でのお話も盛り込まれ、終了後には大きな拍手で包まれたあっという間の1時間でした。

 この日、MIZENチームが実際に纏われていた作品に圧倒されました。洋服という言葉では片付けられない程の存在感。それは、糸1本から人の手によって紡がれ、途方もない手間をかけ高い技術で作られたオリジナルの反物を、最高の技術でデザインされ仕立てられたものだからなのでしょうか…。私の稚拙な言葉では到底表現しつくせません。ただ、素人目にもわかる唯一無二の存在に心から感動いたしました。

もちろん、着物も同様に高い技術で作られる素晴らしいものですが、世界の方々に受け入れていただきやすい洋服という形であることは、着物をお召にならない方にも今までとは違った角度から日本の手仕事を見ていただける機会となるでしょう。

長い年月にわたり受け継がれてきた手仕事が、このような素晴らしいラグジュアリーブランドとして昇華されていることに、着物を着る人間としても本当に嬉しい気持ちでした。

 この御縁を繋いでくださったのが、以前「きものと」にてご一緒させていただいた陽子さん( @sunvanilla_yoko )。Instagramでご紹介されている抜群のセンスでコーディネートされた陽子さんのお着物姿を毎回たのしみに拝見しております。「オフィスで着物」を実践されており、すでに市民権を得たご様子。(拍手喝采!)この日も、事前にMIZENのMollyさんと相談されたというコーディネートにMIZENのケープを纏われて本当にステキでした。

 今月発表された南風原花織の新作もため息ものです。すでに穴が空くほどWebを拝見しております。その服が紡がれてきたストーリーを纏えるって、これ以上ない贅沢かもしれません。今後もMIZENから目が離せません。

MIZEN https://mizenproject.co.jp/


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