2024-02-17

台湾 北投温泉のあたたかいおもてなし

左の大きな建物が加賀屋・右の木造建築は図書館

 台湾1泊目は、北投 / beitouという温泉街にある「日勝生 加賀屋」に宿泊しました。海外で日本の旅館に宿泊するのは、なんとなく不思議な感覚でしたが、心からのおもてなしにとても癒やされました。街を歩いていると硫黄の香りがして、まさに日本の温泉街のような雰囲気ですが、そこに自生している南国の植物を見て日本との違いを感じます。

ご存知の通り、日本の「和倉温泉 加賀屋」は、令和6年能登半島地震により休業を余儀なくされています。台湾からの寄付金がわずか半月で25億円余寄せられたとのニュースは記憶に新しいところ。出会った台湾人すべてにお礼を言いたい…そんな心持ちでした。

「桜花波濤」
加賀屋のエレベーターホールに飾られていた、立派な輪島塗の美術品。

※天井の照明などが一部映り込んでいます。


 北投石自然保留区の眼前に建つ絶好のロケーションということもあり、お散歩するのにとても良いです。

上記写真は、北投温泉博物館。1913年に建設された当時東南アジア最大の公共浴場だった施設。1階は沐浴空間・2階は休憩空間として利用していたそうです。台湾の気候も相まって、当時の方たちもリフレッシュされたのだろうと想像できます。

上記写真は、北投温泉博物館から徒歩5分位の場所にある「梅庭」。1930年代後半に建てられた和洋折衷の別荘。地下には防空壕も備わっているそうで、戦時中の建物を彷彿とさせます。川沿いを歩きながら台湾歴史の一片を知ることができます。

どこかのんびりとした雰囲気がとても心地よくて、一気に台湾が好きになりました。

続く