2024-03-14

おひなまつりにご招待いただいた心あたたまる祝席

おひなさまがお出迎え

 以前より大変お世話になっている杉山先生の還暦のお祝いに、光栄にもご招待いただきました。あたたかな陽射しの中、河津桜がハラハラと舞い散る3月3日。おひなまつりがお誕生日なんて、うらやましいですね。


ご招待状には、「ご自身が着てみたいと思う装いで」と、ワクワクするお取り計らいが記されておりました。ご列席のほとんどの方がお着物。本来は未婚女性がお召になる振袖をはじめ、留袖、色留袖、色無地、訪問着、袴など、それはそれは華やか!こんなに色んなお着物を一度に見れる機会は、なかなかない気がいたします。

杉山先生と生徒様。(中央:杉山先生)

着付師としてご活躍されている方も多く、着物を着慣れていらっしゃる方ばかり。さすがの美しさです。杉山先生の装いは、黒引き振袖。(個人的に、花嫁衣装の中で一番好き。)とてもお似合いでいらっしゃいました。先生のブログを拝見しましたら、髪飾りのお花はご自身で作られたとのこと、すごいですね!

立て矢結びが華やかです。

 八芳園の壺中庵(こちゅうあん)で行われた和やかな宴では、ご同席の方々との楽しい会話と目にも美しい会席料理を堪能いたしました。一皿ごとに季節を感じ、お座敷内で仕上げる趣向もあり香りまでも楽しませていただきました。全て美味しくいただきましたが、最後の壺中庵名物のあんみつ♡これだけでも食べに行きたいと思いました。


杉山先生とはじめてお会いしたのが2021年11月、偶然にも八芳園だったのです。とても感慨深く、御縁のありがたさをひしひしと感じた1日となりました。

 
 そして、この宴が始まる前。着付師のみなさまがご列席の方々を着付けされているお仕事場にカメラを持って入らせていただいたのです。着付師のみなさまが連携よく着付けをされているところを拝見し大変感動いたしました。「お支度をしてもらう。」それだけで背筋が伸びますね。とても尊いお仕事だとあらためて感じました。限られた時間の中で複数人のお支度をしなくてはならない緊張感のある場所であるにもかかわらず、あたたかく迎え入れてくださった皆様に心から御礼申し上げます。


限りあるお席にご招待いただき、また貴重な経験をさせていただきました杉山先生に心より御礼申し上げます。佳き日をご一緒することができ大変光栄でございました。そして、還暦のお誕生日本当におめでとうございます。今後のさらなるご活躍とご健勝を心よりお祈り申し上げております。

杉山 禾純先生 KAZUサロン・ド・ピュア